アルバイト中レジで金額が合わないときはどうすればいい?自腹を切る?
レジ業務を担当する時って、どうしても緊張してしまいますよね。特に最初のうちはミスが少なくても、慣れてくるとつい気が緩んでしまうことがあります。でも、レジ担当はお店のお金を管理する大切な役割です。責任感を持つことは大事ですが、そのプレッシャーが大きすぎると、逆にミスにつながることもあります。
例えば、レジの金額が合わない時、一部の店舗では従業員に自費で補填を求めることがありますが、これは本来、適切な対応とは言えません。大切なのは、金額が合わない時にどう対処するかを正しく理解し、実践することです。
レジで金額が合わないときはどうすればいい?
まずは、なぜ金額が合わないのか、その原因を探ることが大事です。単に「合わないから仕方ない」と思うのではなく、同じミスを繰り返さないためにも、具体的な原因を見つけましょう。
考えられる原因には、たとえば以下のようなものがあります。
- 忙しい時のミス:レジ周りが散らかって集中できなくなり、ミスが起こりやすくなります。
- お札の確認不足:お札を受け取る時に金額をちゃんと確認しなかった場合も原因になります。
- お金の数え間違い:シンプルな数え間違いも、金額が合わない原因になり得ます。
- レジ内のお札が見えないところに隠れる:お札がレジ内で挟まってしまうこともあります。
これらの可能性を考えた上で、レジジャーナルを確認し、どこでミスがあったのかを探しましょう。また、必要であればカメラの映像を確認するのも有効です。
さらに、もしお客さんがお金を財布に戻したり、従業員が誤ってお金をポケットに入れたりしてしまった場合、それが犯罪に該当する可能性もあるので、警察への報告が必要になることもあります。
もし金額違算が何度も起こるようであれば、残念ながら従業員に対する疑念を持たざるを得ないこともあります。原因がはっきりしている場合は対処しやすいですが、わからない場合でも、全てを店長や責任者に報告し、正直に状況を伝えることが大切です。
お金を数え直すときは、一人でやるよりも複数人で確認しながら何度もチェックすることをおすすめします。お互いに見落としがないか確認し合うことで、より正確な結果が得られます。
レジの金額が合わない時、自己負担はしない!
レジの違算が確認された後は、正しい手順に沿って報告を行えば、個人が直接対応すべきことはほとんどありません。また、違算による損失を自分で補填する義務もありません。
一部の店舗では、違算が発生した際に従業員に自腹で補填するよう求める場合がありますが、これは労働基準法に違反する可能性があります。レジでプラスの違算が出た場合、従業員がその余剰を持ち去ることが許されないのと同じで、マイナスの違算に対しても個人が責任を負うべきではありません。
違算が生じた場合、その補填は店舗の責任となります。万が一、上司から個人的な補填を求められた場合は、労働基準局に相談することをおすすめします。適切な助言を受けることができるでしょう。
ただし、違算が自分には関係ないと思い込むのは間違いです。原因がはっきりしていない場合でも、レジ担当者として、自分の管理や注意力に不足があったかもしれないと反省し、今後同じミスをしないように注意深く業務を行うことが求められます。
人が操作するレジでは、ミスを完全に防ぐことは難しいですが、ミスを減らすためには、常に集中してお金を扱い、適切に監視することが必要です。再発防止のためにも、数え間違いや操作ミスを防ぐ手順を確立し、実践していきましょう。
まとめ
レジで違算が発生すると、どうしても焦ってしまうことがあります。でも、このような時こそ、落ち着いて冷静に対応することが大切です。
焦ると、さらにミスが増える可能性があるので、深呼吸して、ゆっくりと確認しながら進めることが効果的です。速やかに解決しようと焦るよりも、丁寧に作業を行うことで、追加のミスを防ぎましょう。
また、責任感を持つことは大切ですが、問題を一人で抱え込まず、正直に店長や上司に報告することが求められます。正しい情報をもとに、適切な対応を選択することで、問題を迅速かつ確実に解決するためのサポートを受けることができます。
つまり、違算が発生した時には、焦らずに正確な情報をもとに冷静に対応し、責任感を持って行動することが、最も効果的な方法です。